10月のある日
突然、長男からのメール

「○○に住んでる人って母さんの友達?」

ん?

頭が回っていなくて
思わず返信

「なんで?」

「○○さんお通夜って書いてるょ
新聞に」


‼️

(なんで?)
(どうして?)



長男のメールで私は慌てて
喪服に身をつつみ
車を走らせた。


お通夜も終わっていたのだが、
ご主人と娘さんに久しぶりに
会う事ができた。


ご主人とは結婚式の時以来だから、
私の顔は知らない、

娘さんとも二回くらい子供の頃、
長男と一緒に真駒内のスキー会場に
遊びに行ったっきりだった。
お母さんである彼女は転勤するご主人とともに
いろいろな街に行って
会う機会も時間と共に
減ってしまった。


その後、隣町に家を建てて、
一度、行ったけど、
年賀状のやり取りで
元気にしてるんだな、
そんな気持ちだけで
時は過ぎて行った。


彼女とは社会人の時のひとつ下の後輩
同じ短大時代の後輩でもあった


とっても明るくて
元気で色も健康色で
太陽みたいな彼女だった。
よく2人で笑っていたね、

後輩の中でも
一番仲良く、仕事中も
ケラケラ笑いながら
楽しいひとときを過ごしていた。


大好きなお兄ちゃんに
彼女が出来て、結婚する時
ヤキモチやいていたなぁ〜、
仲のいい兄妹だったみたい。

会社の仲間たちとの旅行
楽しかったね〜
アルバムを開くとその時の
楽しい会話がこぼれるように頭の中を
駆け巡った



我が家の旦那さんと
同じ生年月日だから、
なんだか、親戚みたいな感じもして
妹がいない私にとっては
可愛い妹みたいな存在だった。


娘さんを出産した時
大変な事があって
死を覚悟したとも言っていた。
気が遠くなる自分と
救急車の音
冷たくなる自分の手。。。



もう子供はいらない。。。と、
ご主人の言葉



けどそんな強かった彼女
その強く太陽みたいな彼女の
優しい心が病気を大きくして
しまったんだね。
旦那さまに心配かけまいとした
我慢強い貴方
私ならそんな事できないなっ
すごいょ、


もっともっと連絡とっていたらと
後悔ばかりが頭をよぎる。


いつも新聞なんか
見ない?取らない?
長男がたまたま夜勤で
新聞を読んで見つけた彼女のお悔やみ




今日、帰ってきたら
宅急便で、ご主人から
無事四十九日を終えましたと
ご丁寧なお品が送られてきました。
わざわざ、ほんとに
ありがとうございます。



Yちゃん
四十九日が過ぎて
あなたは今何処にいるのかな?
明るく楽しい天国に
ひゅ〜〜ってあがっていったかな?
私たちを見ているのかな?


残された旦那様、娘さんはYちゃんの
想いを胸に
きっと明るく歩いていくと思うよ、

大丈夫大丈夫、

想い出は無くならない   
大切に胸にしまっておこう。。。


ありがとう